2014年の大晦日

1166 バックパッカーズ

2014年12月31日 22:35

大晦日、宿泊客全員が集まるラウンジ。ジェンガを楽しむひとたち、湯気のたつ日本茶を片手に小さなテーブルに集うひとたち、ソファに横並びに座りこれからのことを話す女子たち。大晦日は旅人らしい旅人というよりも、日常の延長線のように「ただいま」という感じで立ち寄ってくれるひとたちが多い。初めましての人も「ただいま」、という雰囲気で。それはきっと大晦日という一大イベントの元で隣の人との距離が近くなるんだろうな。2010年10月に開業した1166バックパッカーズは5回目の年越し。今年もこうやってたくさんのひとたちと温かな、そう温かな空気のなかで一年を振り返られてよかった。

今年は少し安定した営業になったような気がする。手探りで始まった2010年、震災のあった2011年。札幌と長野を往復していた2012年、3ヶ月も旅に出させてもらった2013年。それを経て、今年はようやく安定した。今年は2年越しのスタッフBITOKEを筆頭に、4月からは元ゲストのうっしーがスタッフとして仲間入り(同じく4月から入ったリッキーは現在、札幌のゲストハウスで主となり頑張っている)。それ以降はメンバーの入れ替えもなく、私自身もシーズンを通して長野にいれた。その年、その年で新たな課題や迷い、やりたいこと、やるべきことは出てくる。ただ、ブレずにいることは、1166バックパッカーズが小さなきっかけや小さな勇気になり、必要としている人に対して新しい関係性が生まれるような、そんな場所でありたいとは思う。

あと数時間で2015年に入る。だからといって、何かが大きく変わるわけではないけれども、2015年の大晦日も今日のように温かい時間をたくさんのひとと過ごせるように、1年やっていきたいと思います。今年も1年間ありがとうございました。明日からもまた、どうぞよろしくお願いします。

(この後、年越し蕎麦食べて、ゲストのみなさんと二年参りへ出かけます!)



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