ゲストハウスの運営についてたずねられることがしばしばあるのですが、
そういう方と共通認識としてこの感覚を持ち合えると、
なんとなく話が弾むというか。
そんなことってあるんです。
どういう感覚かっていうと、
“ゲストハウス=宿業”ではなく“ゲストハウス⊆まちを楽しめる場所にすること”ってことなんでしょうか。
宿で採算を上げられる状態なのかはもちろん大切なのですが、
その根底には、その町に愛情を持つことだとか、
その町で自分が気持ちよく生活することだとか、
その町のよりよい発展を考えることだとか、
そういうことがなければ、やはりメンタルの面で宿営業は続かないと思うんです。
ここ数ヶ月は短期ヘルパーではなく、常駐してくれるスタッフとともに
1166バックパッカーズを運営しています。
正直にいうと、ジェラシーを感じることも多々あります。
「私のほうがこの宿のことを知ってるのにな…」とか
「もっと話せば長いストーリーがあっての開業だったのにな」とか
「私だったらもっとゲストに楽しんでもらえる自信あるけどな」とか。
(ブログで正直に言っちゃった!)
でもですね、けっこう奇跡的なんです。
自分で自分のところのスタッフをほめるのもアレですけれども、
よくやってくれてます。
もちろん至らない点があり、その都度改善するためのコミュニケーションは取っていますが、
ホステルワールドで93〜94%をウロウロする、という高得点をキープしてくれてる。
口コミで日本人が訪れてくれる。
そのおかげで私も宿業以外の、“その町のよりよい発展を考えること”だとかに最近少しずつ時間と労力をさけるようにもなりました。
“その町のよりよい発展を考えること”っていうとなんだかえらそうですが、
自分が愛情を持って気持ちよく生活していくには、やはりよりよい発展をしていってほしいわけですし。
前置きが長くなってしまいましたが、
長野市の篠ノ井地域で始まる、『
しののい まちの教室』に
授業コーディネーターとして関わらせていただいています。
*クリックで公式HPにとびます
学びを通じて出会った人が新しくつながり、新しいことが生まれる。そして他の場所へとその輪が広がっていく。この篠ノ井から起こる学びの風が、この地域に暮らす人や訪れる人にとって心地よい波紋となれば、日々の暮らしがさらに心豊かなものになるかもしれません。篠ノ井のまちで、それぞれが主人公として様々なモノゴトに触れ、自分の生き方を考えていく場、それが「しののい まちの教室」です。
なんだか、楽しくなりそうです。
とりあえず7月と8月に授業コーディネートを担当しています。
楽しいゲストが現れますよ。
どうぞ、こちらも宜しくお願いします。