なくなるもの、なくならないもの。

1166 バックパッカーズ

2013年08月12日 14:15

去年、札幌の人と結婚したことでよく聞かれるようになったのが、
「宿閉めちゃうんですか?」

答えとしては、どういうカタチにせよ、
ここに当分の間、ゲストハウスは存在します。

当分っていつ?
って声が聞こえてくるかもしれないけれども、
皆さんが思っているより、はるかに長いと思います。

1166バックパッカーズができて、
プラスに感じてくれる人がいないのであれば、
辞めるほうがよっぽどいいと思うんですが、
今は、通ってくれる人もいるし、
近所のおばあちゃんたちは仲良くしてくださるし、
ここでやってて良かったなぁ、という気持ちです。

あくまでも私の今の感覚ですが、
自分の開業前の町の状態をプラスマイナス・ゼロの状態だとして、
やはり1166バックパッカーズが出来たことでそれがプラスになってほしいと思う。
マイナスのこともあるのかもしれないけれども(できるだけ、それはないように心がけてはいますが)
やっぱり拠点があることで、町での滞在時間も増えるし、
それだけこの地にその瞬間瞬間で人口が増えて、
人と人との交流も増えて、
満足のいく消費・貨幣の移動が生まれて。
もちろんスタッフにもここで働くことで刺激が生まれて。
少しでもそういう社会に対しての存在感で右肩上がりに成長していく
『1166バックパッカーズ』でありたい。

それが、やめるとなると元のプラスマイナス・ゼロの状態には戻れないんじゃないかと思う。
つまり、マイナスになってしまうような気がする。

ある地域の年配の知り合いからは、
住民票も移さずに流行のように宿の営業を初めて、
お客が入らなくなったら建物はそのままで引き払っていく人たちがいる、
なんて話も聞いた。
そうなれば、次に開業したい人にも門戸は狭くなり、
また宿に、町に愛着を持つどころか使い捨てに思う人が増えかねない。

だから、一度あけたらそう簡単に閉められない、
そういうもんなような気が、いまはしている。


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