一つの地域にとらわれない生き方

コーディネーターとして依頼が来た際に、私が考えたのはゲストハウスの可能性のことでした。
少しずつ全国紙などに取り上げられてきているとはいえ、『ゲストハウス=安宿』だとか「安かろう、悪かろう」、「外国人が泊まる宿」、「京都や東京など観光などで名が売れている都市にある宿」こういったイメージが先行しています。

ただ1166バックパッカーズもそうですが、
ゲストハウスと地方都市というのはすごく相性がいいというか、
ガイドブックに載った観光ではなく、地元の生活に片足を突っ込んだような“その土地らしさ”が味わえる場所にもなりうると思っています。
ゲストハウスの働きかけによっては、その地に当たり前のようにあったものが実はヨソモノには珍しく、それが観光資源となるような。
ゲストハウスの空間が地元に住む人と観光で来たヨソモノとの間にたつ通訳者になるような。

もちろんゲストハウスという言葉にきちんとした定義がなかったりするので、すべてのゲストハウスに言えることではないと思っていますが、
山ノ家さんに宿泊させていただいた際に(山ノ家さんではドミトリーという言葉で営業をされていますが)、その“地方とゲストハウスの相性の良さ”を再確認しました。

またそこを動かしていられる方が恵比寿と十日町を往来されている。
東京でされているお仕事からもわかるように、決して「安宿」としてのゲストハウスではなく、
東京と十日町を、二拠点ともの共通言語であるアートを媒介として、うまく活動の場を創られているように感じました。

篠ノ井は、正直にいうと沢山の観光客が来るような目新しい観光資源はないです。
篠ノ井だけでなく、そういった地方都市は沢山あると思います。
ただそれでも、そこにゲストハウスに限らず“拠点”を創る可能性があるのか。
池田さんにこれからの地方都市の可能性を考えてもらうというわけではなく、
人の集まる場、そして居住という二つの切り口から、
参加者の頭を柔らかくできるような授業になればと思っています。

一つの地域にとらわれない生き方

しののい まちの教室
7月20日(土)14:00開講授業「一つの地域にとらわれない生き方」
(開場13:45、雨天決行、授業は2時間程度を予定しています)
募集人数:35名(要予約)
参加費:1000円
教室:福住(『まちの社交場 暮らしの道具 Orche』裏手)
講師:池田 史子(gift_ クリエイティブディレクター/[山ノ家]主人)
授業コーディネーター:飯室織絵(1166バックパッカーズ



http://www.1166bp.com/
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2013年06月21日 Posted by1166 バックパッカーズ at 14:55 │Comments(0)イベント

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