1166バックパッカーズ トークイベントのお知らせ
1166バックパッカーズ主催でひさびさのトークイベント開催です。
*都合により会場がカネマツさんより、ひふみよさんへ変更となりました。
ご迷惑おかけいたしますが、どうぞご協力お願いします。
千葉県JR松戸駅西口駅前を「MAD City (マッドシティ)」と称し、クリエイターやアーティストなどによる創造的なコミュニティづくりを進め、より魅力あるエリアに変えていく、というまちづくりのプロジェクト。
ウェブサイトからの個性的な物件検索はもちろん、依頼者の要望にあわせてお部屋を発掘する『MAD City不動産』、引っ越しや活動の場所として松戸市を検討している方にもってこいの街歩きイベント『MAD City トラベル』、クリエイター・ものづくりの製品と野菜を売る移動販売型商店、飲み屋街の道路を通行止めにして路上大宴会…。この地域の根底にある町の気質や原動力、そして松戸市初心者から長く住む住民までをも満足させる楽しみかたを提案しているMAD Cityの活動は私たちの町にも何かヒントを与えてくれそうです。
6月19日(水)に長野市で控えたトークイベントを前に、行政 翔平(ユキマサ ショウヘイ)さんとお話してみました。
行政翔平(ユキマサ ショウヘイ)さん
MAD City
クリエーターを集めておもしろいことを
飯室:行政さん、お久しぶりです!この間お会いした時はあまりゆっくりお話ができませんでした。今日は行政さんの関わる千葉県松戸市の動きについて教えてください。さっそくですが、行政さんはどのようにMAD City(マッドシティ)に関わってられるのでしょう?
行政:僕はMAD Cityを運営する(株)まちづクリエイティブの社員ではないんです。昨年は1年間ほどはインターンとして、今は公式ガイドとして、そしてMAD City Projectの一員として関わっている感じです。
飯室:MAD Cityは「クリエイティブな自治区」、とHPに書いてありましたが具体的にどういう場所ですか?
行政:クリエイターを集めて面白い事をやる、ということが事業としてあります。創造する人=クリエイターということですね。
飯室:クリエイターというと、自分とはちょっと住む世界の違う方々のような、高尚な方のような気がしますね。
行政:とは言っても、職としてのクリエイターを務めている人もいれば、クリエイターを目指す人、副業や趣味としてクリエイティブな事をやっている人。小さなモノから、街をクリエイティブする人々など様々なんですよ。
中心にいるのは地元の人
飯室:既存の都市、松戸市を盛り上げよう!としてやるのではなく、MAD Cityと言う名前で、“自治区を創造”、というのはあまりないような気がします。よく言われる“町づくり”や“地域おこし”との違いは感じますか?
行政:感じますねぇ。モロに感じます。抽象的な感想になってしまいますがすごく人間的なんです。
飯室:人間的、ですか?
行政:MAD Cityの中心にいる人々はあくまでも地元のおじさんおばさんです。地元の自治会や商店会は補助金を得ていたりするので一概には言えませんが、それでも元来この地域の人たちは、市とか国に頼るというよりも、自分たちの街を自分たちの手で盛り上げようという意識が強くあります。
飯室:えー、驚き。イメージでは若者が率先してやっていると思ってました。
行政:江戸時代には私財で川を作った人がいたり、今でも県道の植え込みを自分たちで作って管理したり、自治会が葬儀場運営していて黒字運営だったり、河川敷にある調整水路にかかっている橋に勝手に名前つけて標識たてちゃったり…。自分たちでなんとかする意識は非常に高い人々が昔から住んでいる人々にはいます。
飯室: いったい何が原動力になっているんでしょう。
行政:この地域は江戸時代藩が置かれなかったのが、大きいと思います。
飯室:と、いうと?
行政:そもそも松戸は、江戸と水戸を結ぶ街道沿いにありまして。はい、水戸黄門とか徳川慶喜で有名な水戸ですね。江戸にも近いということで、幕府直轄地でした。なので藩がなく殿様も居ませんでした。ただ電車も車もない時代なので、徳川家のゆかりの人が住むぐらいでそんなガシガシに幕府の影響もなく治められ、自分たちで街を作るという風土が作られたみたいです。
飯室:ほー!
行政:でも、一方で地方にある“独自性”みたいのが作られなかったんです。東京から近いので“独自性”がないのもなおさらですね。なのでMAD Cityでは“アイデンティティ作り”みたいのも一つの合い言葉になってます。
飯室:面白いですね。土地の歴史も関係している。
行政: そうなんです。今はもちろん国道とか電車があるので舟運はないのですが、地元の人は、当たり前のごとく舟運を復活させたいと本気で思ってますよ。「船でお台に場行く!」って。
飯室:船でお台場ですか!土地としては自分たちで率先して町をつくる土台があって、しかもそれは行政(ユキマサさんではなくギョウセイ)の力というよりも、自分たちの力でやってみようやと。一方で、課題としては独自性=アイデンティティの創出が必要で、その二つが重なりMAD Cityつまりクリエイティブな自治区に繋がるという感じですかね。
興味のない人
行政:そうですね。あと大きな問題として、ベットタウンとしての松戸があるんです。ベットタウンとして松戸に住んでいる人は仕事も買い物も東京など郊外に行ってしまう。そうなると地元の人がなにか仕掛けようとしても、なかなか響かないそこが問題でした。なので、地元の人とMAD Cityに関わるメンバーであらたな事をやる事によって盛り上がっていくと言う感じです。
飯室:ベッドタウンとして松戸を選んだ人は、地域に対してあまり興味がないと。
行政:松戸は東京5方面のなかでもとりわけ家賃が安くて、関東に越してとりあえず住む人が多いんです。そう言う人は全く松戸に興味がありません。
飯室:そういう人たちも徐々に巻き込もうということですか。
行政:「高砂通り酔いどれ祭り」というイベントは普段関わりのない人々にすごく意識して、開催前にはチラシのポスティングなども重点的に行って、ちょっとずつ関係性を築こうとしています。
飯室:飲食店の活性化のようなイベントですか?
行政:高砂通りは飲み屋街である事は間違いないんですが、シャッターを閉めた店も多いし、お店狭いし、辛気くさいし、とにかく入りづらい、という感じで敬遠されている場所でもあります。
飯室:活性化にはハードルが高そうですね…
行政:でも言ってみると、安いし、美味しいし…反対に不味いお店もあんですが、お店の人も個性があって面白いと言う事で、この場所を使って、松戸にいる人で飲もうと言うのが酔いどれ祭りです。
飯室:そういわれると、ぐっと気になるようになります(笑)ちょっとインタビューが長くなってしまいましたね…。続きは当日聞かせていただくとして。さてトークイベントを前に、行政さんが長野市とくに善光寺門前エリアに対して気になることってありますか?
行政:松戸の土地の事とか歴史とアイデンティが無いと言う事については、話さないといけないだろうなぁと思ってます。当日出来るだけ簡潔に伝えられればと思うのですが、他の土地の事を知るとき、結構ここが伝わるか伝わらないかで、聞き手の受け止め方も変わるだろうなと思ってます。個人的に善光寺門前の独自性とかも興味がありますので、当日その辺り参加者の方から聴けたらいいなぁと思ってます。
飯室:ありがとうございました。なんだかインタビューによって、よりいっそうMAD Cityが気になりだしました。6月19日(水)、どうぞよろしくお願いします。
*****************************************************************************************
【トークイベント詳細】
日時:6月19日(水)18:00〜20:00(開場17:45)
料金:1000円(トークイベント後の交流会参加頂ける方は1500円別途)
会場: KANEMATSU
住所 長野県長野市東町207-1
長野県善光寺門前に位置する建物。倉庫として使われていた3つの蔵を、鉄骨や木造の平屋でつなぎ、現在は、ここをプロデュースするクリエイティブユニット「ボンクラ」のシェアオフィスの ほか、古本屋、不動産屋などが入居する。
Book & Cafe ひふみよ
住所 〒380-0803 長野県長野市三輪7-3-5
http://bookcafe1234.net/
先日ちょうど2周年を迎えたブックカフェ。
本のセレクトは、ライフスタイルやカウンターカルチャー、
絵本など、店主・今井さんのセレクトで約2000冊。
交流会参加の方はひふみよさんのグリーンカレーとワンドリンク付きです。
トークイベント終了後、すこし残ってお話しましょう。
*都合により会場がカネマツさんより、ひふみよさんへ変更となりました。
ご迷惑おかけいたしますが、どうぞご協力お願いします。
予約:info@1166bp.com または 026-217-2816(1166バックパッカーズ)まで
お名前、電話番号、メールアドレス(ある場合は)、人数、交流会参加の有無
定員:25名
●その他:1166バックパッカーズでは宿泊も承っております。相部屋2600円/人、個室2名利用の場合2800円/人、個室3名利用の場合2400円/人。詳しくはお問い合わせください。
*都合により会場がカネマツさんより、ひふみよさんへ変更となりました。
ご迷惑おかけいたしますが、どうぞご協力お願いします。
千葉県JR松戸駅西口駅前を「MAD City (マッドシティ)」と称し、クリエイターやアーティストなどによる創造的なコミュニティづくりを進め、より魅力あるエリアに変えていく、というまちづくりのプロジェクト。
ウェブサイトからの個性的な物件検索はもちろん、依頼者の要望にあわせてお部屋を発掘する『MAD City不動産』、引っ越しや活動の場所として松戸市を検討している方にもってこいの街歩きイベント『MAD City トラベル』、クリエイター・ものづくりの製品と野菜を売る移動販売型商店、飲み屋街の道路を通行止めにして路上大宴会…。この地域の根底にある町の気質や原動力、そして松戸市初心者から長く住む住民までをも満足させる楽しみかたを提案しているMAD Cityの活動は私たちの町にも何かヒントを与えてくれそうです。
6月19日(水)に長野市で控えたトークイベントを前に、行政 翔平(ユキマサ ショウヘイ)さんとお話してみました。
行政翔平(ユキマサ ショウヘイ)さん
MAD City
クリエーターを集めておもしろいことを
飯室:行政さん、お久しぶりです!この間お会いした時はあまりゆっくりお話ができませんでした。今日は行政さんの関わる千葉県松戸市の動きについて教えてください。さっそくですが、行政さんはどのようにMAD City(マッドシティ)に関わってられるのでしょう?
行政:僕はMAD Cityを運営する(株)まちづクリエイティブの社員ではないんです。昨年は1年間ほどはインターンとして、今は公式ガイドとして、そしてMAD City Projectの一員として関わっている感じです。
飯室:MAD Cityは「クリエイティブな自治区」、とHPに書いてありましたが具体的にどういう場所ですか?
行政:クリエイターを集めて面白い事をやる、ということが事業としてあります。創造する人=クリエイターということですね。
飯室:クリエイターというと、自分とはちょっと住む世界の違う方々のような、高尚な方のような気がしますね。
行政:とは言っても、職としてのクリエイターを務めている人もいれば、クリエイターを目指す人、副業や趣味としてクリエイティブな事をやっている人。小さなモノから、街をクリエイティブする人々など様々なんですよ。
中心にいるのは地元の人
飯室:既存の都市、松戸市を盛り上げよう!としてやるのではなく、MAD Cityと言う名前で、“自治区を創造”、というのはあまりないような気がします。よく言われる“町づくり”や“地域おこし”との違いは感じますか?
行政:感じますねぇ。モロに感じます。抽象的な感想になってしまいますがすごく人間的なんです。
飯室:人間的、ですか?
行政:MAD Cityの中心にいる人々はあくまでも地元のおじさんおばさんです。地元の自治会や商店会は補助金を得ていたりするので一概には言えませんが、それでも元来この地域の人たちは、市とか国に頼るというよりも、自分たちの街を自分たちの手で盛り上げようという意識が強くあります。
飯室:えー、驚き。イメージでは若者が率先してやっていると思ってました。
行政:江戸時代には私財で川を作った人がいたり、今でも県道の植え込みを自分たちで作って管理したり、自治会が葬儀場運営していて黒字運営だったり、河川敷にある調整水路にかかっている橋に勝手に名前つけて標識たてちゃったり…。自分たちでなんとかする意識は非常に高い人々が昔から住んでいる人々にはいます。
飯室: いったい何が原動力になっているんでしょう。
行政:この地域は江戸時代藩が置かれなかったのが、大きいと思います。
飯室:と、いうと?
行政:そもそも松戸は、江戸と水戸を結ぶ街道沿いにありまして。はい、水戸黄門とか徳川慶喜で有名な水戸ですね。江戸にも近いということで、幕府直轄地でした。なので藩がなく殿様も居ませんでした。ただ電車も車もない時代なので、徳川家のゆかりの人が住むぐらいでそんなガシガシに幕府の影響もなく治められ、自分たちで街を作るという風土が作られたみたいです。
飯室:ほー!
行政:でも、一方で地方にある“独自性”みたいのが作られなかったんです。東京から近いので“独自性”がないのもなおさらですね。なのでMAD Cityでは“アイデンティティ作り”みたいのも一つの合い言葉になってます。
飯室:面白いですね。土地の歴史も関係している。
行政: そうなんです。今はもちろん国道とか電車があるので舟運はないのですが、地元の人は、当たり前のごとく舟運を復活させたいと本気で思ってますよ。「船でお台に場行く!」って。
飯室:船でお台場ですか!土地としては自分たちで率先して町をつくる土台があって、しかもそれは行政(ユキマサさんではなくギョウセイ)の力というよりも、自分たちの力でやってみようやと。一方で、課題としては独自性=アイデンティティの創出が必要で、その二つが重なりMAD Cityつまりクリエイティブな自治区に繋がるという感じですかね。
興味のない人
行政:そうですね。あと大きな問題として、ベットタウンとしての松戸があるんです。ベットタウンとして松戸に住んでいる人は仕事も買い物も東京など郊外に行ってしまう。そうなると地元の人がなにか仕掛けようとしても、なかなか響かないそこが問題でした。なので、地元の人とMAD Cityに関わるメンバーであらたな事をやる事によって盛り上がっていくと言う感じです。
飯室:ベッドタウンとして松戸を選んだ人は、地域に対してあまり興味がないと。
行政:松戸は東京5方面のなかでもとりわけ家賃が安くて、関東に越してとりあえず住む人が多いんです。そう言う人は全く松戸に興味がありません。
飯室:そういう人たちも徐々に巻き込もうということですか。
行政:「高砂通り酔いどれ祭り」というイベントは普段関わりのない人々にすごく意識して、開催前にはチラシのポスティングなども重点的に行って、ちょっとずつ関係性を築こうとしています。
飯室:飲食店の活性化のようなイベントですか?
行政:高砂通りは飲み屋街である事は間違いないんですが、シャッターを閉めた店も多いし、お店狭いし、辛気くさいし、とにかく入りづらい、という感じで敬遠されている場所でもあります。
飯室:活性化にはハードルが高そうですね…
行政:でも言ってみると、安いし、美味しいし…反対に不味いお店もあんですが、お店の人も個性があって面白いと言う事で、この場所を使って、松戸にいる人で飲もうと言うのが酔いどれ祭りです。
飯室:そういわれると、ぐっと気になるようになります(笑)ちょっとインタビューが長くなってしまいましたね…。続きは当日聞かせていただくとして。さてトークイベントを前に、行政さんが長野市とくに善光寺門前エリアに対して気になることってありますか?
行政:松戸の土地の事とか歴史とアイデンティが無いと言う事については、話さないといけないだろうなぁと思ってます。当日出来るだけ簡潔に伝えられればと思うのですが、他の土地の事を知るとき、結構ここが伝わるか伝わらないかで、聞き手の受け止め方も変わるだろうなと思ってます。個人的に善光寺門前の独自性とかも興味がありますので、当日その辺り参加者の方から聴けたらいいなぁと思ってます。
飯室:ありがとうございました。なんだかインタビューによって、よりいっそうMAD Cityが気になりだしました。6月19日(水)、どうぞよろしくお願いします。
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【トークイベント詳細】
日時:6月19日(水)18:00〜20:00(開場17:45)
料金:1000円(トークイベント後の交流会参加頂ける方は1500円別途)
会場:
住所 長野県長野市東町207-1
長野県善光寺門前に位置する建物。倉庫として使われていた3つの蔵を、鉄骨や木造の平屋でつなぎ、現在は、ここをプロデュースするクリエイティブユニット「ボンクラ」のシェアオフィスの ほか、古本屋、不動産屋などが入居する。
Book & Cafe ひふみよ
住所 〒380-0803 長野県長野市三輪7-3-5
http://bookcafe1234.net/
先日ちょうど2周年を迎えたブックカフェ。
本のセレクトは、ライフスタイルやカウンターカルチャー、
絵本など、店主・今井さんのセレクトで約2000冊。
交流会参加の方はひふみよさんのグリーンカレーとワンドリンク付きです。
トークイベント終了後、すこし残ってお話しましょう。
*都合により会場がカネマツさんより、ひふみよさんへ変更となりました。
ご迷惑おかけいたしますが、どうぞご協力お願いします。
予約:info@1166bp.com または 026-217-2816(1166バックパッカーズ)まで
お名前、電話番号、メールアドレス(ある場合は)、人数、交流会参加の有無
定員:25名
●その他:1166バックパッカーズでは宿泊も承っております。相部屋2600円/人、個室2名利用の場合2800円/人、個室3名利用の場合2400円/人。詳しくはお問い合わせください。
http://www.1166bp.com/
うーみんさんと行く、新しい扉を開ける“戸隠”ツアーのお誘い
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『移住 ~5万円以下のハローワーク~』
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