1億人のうち100人でいいから
『僕たちは島で、未来を見ることにした』という本を読んでいた。
島根半島の沖合に浮かぶ、人口2331人の島。
超少子高齢化の過疎の町にもかかわらず、8年間で310人のIターン移住者、173人のUターン帰郷者を生み出している海士町。そんな島での『マーケティング』は都心部のそれとは意味合いが違う。そのマーケティングを語る章のなかで、こう書かれてあった。
“1億人のうち100人でいいから、ちゃんと僕たちのことを理解して、長期的にファンになってくれるお客さんを獲得しないと”
比較的厚い本で、ゆっくりじっくりと数週間味わいながら読みましたが、
最後のこの部分に一番共感を覚えました。
人口の減少は自分の力でどうのこうのなるとは思ってないし
(もちろん個人レベルでできることはあるけれど)、
そういったなか、ゲストハウスを継続的に運営していくにはどうしたらいいのか。
それはマスに向けてチャンネルを増やしていくというよりも、
私たちの考えを理解して、共感して訪ねてくれた人が、気持ちよい時間を過ごし、
また長野市の空気を吸いにいきたいと思ってもらえるようにすること。
営業をしていると経営者も進む道を見失いがちになってしまうこともある。
自分が雇われていたときは、社長に対して
『なんだかなー。社長、昨日と今日で言うことちがうな〜…』
なんて感じていた。
でも従業員の人数や動くお金の額など、規模は全く違うんだけれども、自分が舵を取る立場になった今、社長の気持ちがちょっとわかったりもする。
「こうありたい」、と思っていることと現実が少しずつ乖離していくのに気づかないこともある。
現状の1166バックパッカーズは、ありがたいことに手漕ぎボートのような小さな船だけれども、スタッフが一緒になって舵取りを手伝ってくれている。
ひっくり返ったらみんな溺れるような運命共同体なのかもしれない。
“ちゃんと理解して”もらうためには、
言ってることとやってることがきちんと同じ軸上に乗っかるように、
宿のなかでも、宿のそとでも、そこの軸を揺るがないものとする。
大切にしたいこと、思い、そういったものを見失わない。あやふやにしない。
そんな風に私自身が舵を取れるようにならないとな…
なんだか、メンタルなブログになってしまいましたが、こんなことを考えている飯室でした。
島根半島の沖合に浮かぶ、人口2331人の島。
超少子高齢化の過疎の町にもかかわらず、8年間で310人のIターン移住者、173人のUターン帰郷者を生み出している海士町。そんな島での『マーケティング』は都心部のそれとは意味合いが違う。そのマーケティングを語る章のなかで、こう書かれてあった。
“1億人のうち100人でいいから、ちゃんと僕たちのことを理解して、長期的にファンになってくれるお客さんを獲得しないと”
比較的厚い本で、ゆっくりじっくりと数週間味わいながら読みましたが、
最後のこの部分に一番共感を覚えました。
人口の減少は自分の力でどうのこうのなるとは思ってないし
(もちろん個人レベルでできることはあるけれど)、
そういったなか、ゲストハウスを継続的に運営していくにはどうしたらいいのか。
それはマスに向けてチャンネルを増やしていくというよりも、
私たちの考えを理解して、共感して訪ねてくれた人が、気持ちよい時間を過ごし、
また長野市の空気を吸いにいきたいと思ってもらえるようにすること。
営業をしていると経営者も進む道を見失いがちになってしまうこともある。
自分が雇われていたときは、社長に対して
『なんだかなー。社長、昨日と今日で言うことちがうな〜…』
なんて感じていた。
でも従業員の人数や動くお金の額など、規模は全く違うんだけれども、自分が舵を取る立場になった今、社長の気持ちがちょっとわかったりもする。
「こうありたい」、と思っていることと現実が少しずつ乖離していくのに気づかないこともある。
現状の1166バックパッカーズは、ありがたいことに手漕ぎボートのような小さな船だけれども、スタッフが一緒になって舵取りを手伝ってくれている。
ひっくり返ったらみんな溺れるような運命共同体なのかもしれない。
“ちゃんと理解して”もらうためには、
言ってることとやってることがきちんと同じ軸上に乗っかるように、
宿のなかでも、宿のそとでも、そこの軸を揺るがないものとする。
大切にしたいこと、思い、そういったものを見失わない。あやふやにしない。
そんな風に私自身が舵を取れるようにならないとな…
なんだか、メンタルなブログになってしまいましたが、こんなことを考えている飯室でした。