取材ってなんだろう。

昨日のブログでマレーシアの取材班のことに触れましたが、今夜も彼らは連泊中。
4人で動いてられますが、カメラを構えるのが2名、レポーターが2名といった構成。
息の合いっぷりは素晴らしいものです。

昨日は1166BPの取材もあったのですが、その光景を目の当たりにしてにうちのスタッフの間でも日々の報告として話題にあがりました。

“例えばBakiさん(マレーシア取材班のなかのお一人)の場合、撮影云々の前に、自分の名前を言いながら笑顔でゲスト全員と握手。きっと彼はいつもこうしているんだろうなと思いました。”

1166バックパッカーズに日本人の取材班がいらっしゃることも少なくはない。
その際、私たちはなぜかすごく気を遣う。
誰に気を遣うかというと、もちろん宿泊客に。
私が旅行でどこかに泊まりにいったときに、ラウンジでカメラ構えている人がいたら、
たぶん2度目にそこに泊まりにいくことはない。
相手との関係性が何もできてない状態でそんなことをされたらいい印象は残らない。

ただ今回のマレーシアの取材班には心配はいらなかった。
皆さんすごく慣れていた。
私が他のゲストに取材のことを説明するまでもなく、
クルーはそれぞれが握手を交えながら英語で自己紹介をして、
どういう番組なのか、何をここで取りたいのかをきちんと説明し、
協力してもらえるかの依頼をしていた。
カメラチームはカメラまわしつつも、自分たちの荷物が一般客の邪魔をしてないかどうかのチェックが早かったし、
レポーターのユンさんバキさんはカメラが回っていないときも、ひとなつっこい感じで。
みんなと自然にでも積極的にコミュニケーションをとろうとされているのが、みんなに安心感を与えるんですね。
そしてバキさんめっちゃ歯がキレイだった!!芸能人は歯が命と言ったもんですね〜。



ちょうどそんな話を昨日スタッフ間でしていた翌日の今日、
まちとしょテラソ館長の花井さんの『はなぼん』を読み始めた。

思ってたことと同じようなことが書かれていた。
やはり相手のなかでカメラを意識しなくなるまで時間をかけて関係性を作っていくような。
まだ途中までしか読めていないけれど(思った以上の内容量!!おもしろい!)
テレビの演出家として働かれていた花井さんの感じていたメディアへの思いなども書かれていた。
お互いが気持ちよく取材したりされたり、そういった関係を作るのはやはり簡単ではないなと。
で、それはたぶん取材だけではなく、日々のゲストとのやり取りでも生かされることな気がする。
いやぁ、勉強になるなー。  

2013年01月07日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 23:09Comments(0)日々の営み