ここ数日の頭のなか

うちはなんだかんだ言って、まだまだ宿業に縛られすぎている気がする。今年はもっと宿から飛び出していかないと行けない。既存の(というか私の頭のなかの)ゲストハウスという枠のなかでではなく、もっとオープンな場所とし、もっと町や生活に繋がる活動をしたい。固かったな、私のあたま!!

と数日前にFacebookでつぶやいてみたのですが、
これに対して100イイネくらいいただいた。

これに対して、もう少し考えてみた。
追って、きちんと整理していくつもりだけれども、スタッフ間での日々の報告メールのなかでこう記しました。

これに関して考えているのが、逆説的ですが、
『泊めることを目的にしない』
ということを考えています。

泊まってもらうためのイベントや、
泊まってもらうための情報発信、

ではなく、もっとひろい意味での“場所”を創造するということ。

よく取材や訪れるゲストから「どうして宿を?」と聞かれるのですが、その質問に違和感を持っていました。別に宿がやりたかったわけではないんですよね、私。

この場所を介して集い、町や訪れた人の豊かさに繋がる、そういったニュートラルな場所を作りたかったわけで。

なんとなくゲストハウスの定義として、既存の枠にとらわれていました。

「価格はこのくらい」「ドミがあって、共有スペースがあって…」
正直言って、うちを含み多くのゲストハウスに差がないような気がします。もちろん内装や働いている人なんかは違うけれども、そこでやれることやシステムなんかは大差がない。

ただ、この枠に入らなくともゲストハウスではあると思うようになりました。(頭、固かったようです)

こういう考えをすると、もっとできることは広がるような気がします。
宿ありきで考えてしまうとどうしてもやりたいことへの制約が多すぎる。
こういう会をやりたいけれども、外国人ゲストは言葉の壁があるからできないなとか。
でも例えば、『町を、人を豊にする生活の提案』という切り口で活動するとしたら、その活動に興味を持った人が泊まりにくる。
1166BPは長野を発信するメディアのひとつとしての活動をし、そのメディアを通じて人があつまる。
それはもはやゲストハウスを利用している層には限らない状態になると思うし、またそこをきっかけにゲストハウスの可能性を知ってもらえる気がする。


これからスタッフ間でも、自分の頭のなかでも話し合う時間が必要ですが、
こんなことをここ数日考えています。  

2013年01月15日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 09:45Comments(7)日々の営み