善光寺七小路って?

先日のブログで善光寺四十九名所のうちの善光寺七社について書きましたが、
今日は七小路について調べてみました。

●桜小路
●羅漢小路
●法然小路
●上堀小路
●下堀小路
●花小路
●虎小路



もちろん他にも小路は沢山あるわけなんですが、どうしてこの7つが善光寺七小路と呼ばれるようになったんでしょう。
(ご存知のかた、教えてください…)
Googleマップにポイントしながらまず感じたこと。
桜小路は自分の思う小路の幅員よりかなり広い。
桜枝(さくらえ)町だから、桜の文字が付いているのかしら。

羅漢小路は昔のものと今のもの、別の小路があるそうで。
それにしても今の羅漢小路って抜け道のような。
気にしたことがなかったんですが、通っていい道なのですかね。
(どきどき)

1166バックパッカーズに一番近いのは花小路。
長野駅からバスに乗って1166バックパッカーズに来る場合は、大門南のバス停で下りてから、
この花小路を通ってくるのが近道。
2011年の9月ころだったかしら、花小路の西町側にあった古いお宅が壊されて、
今は駐車場となっています。
古い建物を維持していくのは並大抵の努力ではないとは思いますが、
小路の入り口にある古い建物が壊されることで、視界が広がり小路が小路でなくなってしまうような、
この西町に住んでまだ浅い私でさえ、そんな寂しい思いになりました。
ですので、そこに住まわれていて、壊すという決断をされたかたの気持ちは計り知れないものです。

移ろい行く時代のなか、変わらないものというのは本当に少なく、
ただこの善光寺の門前には長く歴史をもちながら、変わらないで町の一部として景観を長く維持してられる建物も多い。
この変わらない、残す、そういった生き方をしている方々を心より尊敬します。  

2013年01月12日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 10:13Comments(2)観光 【徒歩】

大正時代の権堂

裏道小道、どんなまち。
スタッフBitokeです。

先日午後がお休みだったので、「権堂まち勉強会」に参加してきました。

権堂と言えば長野めしでもおなじみ、権堂アーケード街のあるあたり。
今回は長野郷土史研究会の小林一郎先生と、 権堂を代表する寺院、明行寺と往生院のご住職に権堂周辺のいわれや歴史についてお話を聞き、併せてまだ名前のない通りに名前をつけるべく、裏路地を歩いてきました。




自分のように県外から来た人にとって権堂の歴史は知らないことばかり。
今回の勉強会は自分にとってはとても新鮮に感じました。

まずはアーケード街入ってすぐ左の往生院へ。
こちらは「権堂」の名の発祥地でもあります。(その秘密はぜひ来て確かめてみてください。)
写真に写っているのは弁才天の祀られているところ。往生院のとなりにあり、もとは水の神様でもあります。
今は地面の下になっているところがほとんどですが、権堂にはたくさんの水路があったんですね。
昔々は周辺に田んぼがあったと聞けばなるほどそれもうなずけます。
権堂周辺はゆるく斜面になっていますから、きっと田畑に適していたことでしょう。


その後できたのが「権堂表通り」。
「表」なので、現在のアーケード街かと思いきや、実はORCAのあるOPENや、郵便局のある縦に走る通りのことでした。
そのままずっと善光寺さんのある東町に行けば、カフェバーバラ、シフォンケーキの菓恋、ピザのチクーカネマツ、と続きます。
その後聞いた明行寺のご住職の話によると、大正時代にはここには多くの商店が立ち並び、善光寺参りに行く人、行った人でそれはそれは賑わっていたそうです。その後も栄え続け、ご住職が中学生の頃(昭和25~40年頃)、「まち」に行く、と言えばそれは長野駅周辺ではなく、ここ権堂だったそうです。
権堂表通りから一本東の道、こちらは「裏権堂通り」。
昔は遊女の居る芸者屋が立ち並んでいたことが大正時代の地図からもわかります。


(風呂屋が三軒もあるぞ!)


現在古本の団地堂がある場所には人力車屋もあったんですね。「芸妓見番」という仲介屋さんが芸者さんを取次ぎ、人力車をチャーター、遊郭へと送迎していたのでしょう。
よく見ると現存する日本最古級の木造映画館、ロキシーの前身、千歳座(明治25年開館)もありますね。


今回この勉強会で歩いたのはこのロキシーの裏の通りと、
ロキシーをアーケード街に出て正面左奥へ延びる、曲がった小路。
どちらもまちの造りからは取り残されたような細くて曲がった道。
裏道小道好きにはたまりませんなぁ。
ロキシーの裏道では、昔劇団員が開演期間中寝泊まりしたという部分が残っていて、外観を見ることができました。

案内していただいた小林一郎先生によると、むしろこちらの曲がった道のほうが古く、現在のアーケード街のある相生通りはそのあとに出来たそうです。



まち歩きのあとは権堂まちづくりセンターに戻り、コーヒーとケーキを食べながら通りの名称を考えました。
もしかしたら自分の名前が採用される・・・かも、しれませんね!


新しいアーケード街と、古い小路が交錯する権堂町。
細い道を探検しながら道に迷ってみると、素敵な発見があります。
素敵な路地を、素敵な歴史と共に振り返る。これもまち歩きの楽しみのひとつではないかと思います。


裏道好きのスタッフBitokeでした。


  

2013年01月11日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 11:56Comments(6)観光 【徒歩】

スタッフ募集について

1166バックパッカーズでは3月中旬から勤務してくださるスタッフを1名募集します
募集は締め切りました。ありがとうございました。
決して多い額ではありませんが有給のスタッフとしての募集です。
下記をご覧ください。



【勤務内容】
・午前中のチェックアウト・清掃業務
・夕方からのチェックイン含むゲスト対応
・事務作業

【私たちが協力できること、したいこと】
・旅人だけでなく長野に住む様々な人との出会い
・ゲストハウス開業へのサポート
・自分自身を生かしながら、気持ちよく働く環境を築く

【あなたに協力してほしいこと】
・長野の魅力を発信し、ファンを増やすこと
・宿泊客も私たちスタッフも心地よく1日を終われるような働き
・地域の人と旅人が、お互い気持ちよく繋がれる環境を作ること

【給与・休日】
月給制月給制または時給制(詳細は勤務時間によるので、面談で)
・休日 (月8日~10日ほど 8~15日/月 応談)
・勤務時間 (7:00~12:00、15:30~24:00のなかでシフト制 / 月150 80~150時間ほど / 応談)
・待遇 (宿内個室住込・食事補助・光熱費宿負担)
*上記はあくまでもスタート時の内容。生活の仕方に応じ、できることを考えたいと思います。
【勤務開始】
・3月中旬から(応談 / 2週間のヘルパー勤務あり)
・最低1年間は勤務できるかた



【こんな人求めてます】
正しい日本語を使え、基本的な英会話力のある人。
親しき仲にも礼儀を持てる人。
用意されたものを楽しむのではなく、楽しんでもらうために何を用意したらいいかを考えられる人。
「ゲストハウスに泊まるのが好き!」というよりも、受け入れる側にたてる人。
ただ“楽しそうだから”や“旅が好きだから”“英語の勉強がしたいから”ではなく、
仕事として真剣に取り組める人。そしてもちろん、長野が好きな人。



【応募方法】
以下の内容をEMAILでお送りください。 info★1166bp.com (★→@)
・名前(ふりがな)
・性別
・年齢
・現在の住居(市町村まで)
・電話番号
・メールアドレス
・勤務開始希望日
・希望勤務期間、時間など
・どこで1166バックパッカーズを知ったか
・自己紹介、志望動機
・英会話力についてのPR
・顔のわかる写真貼付



【選考】
書類選考通過の方に面談をさせていただきます。
1166バックパッカーズに泊まったことがないかたは、1166バックパッカーズにて面談をおこなわせていただきます。
宿泊されたことがあるかたでしたら、面接は『長野』『札幌』『東京』『大阪』あたりでしたらこちらが出向くことも可能です。
ご希望をお聞かせください。

あなたのご応募、お待ちしています。

1166バックパッカーズ オーナー 飯室織絵  

2013年01月10日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 12:54Comments(0)求人

善光寺七社って?

宿から長野駅までぶらぶら歩いていると、TOIGOにこんな案内板がありました。
善光寺表参道名所案内とな。



●善光寺七社
●善光寺七寺
●善光寺七小路
●善光寺七橋
●善光寺七清水
●善光寺七池
●善光寺七塚

なんとまぁ、7が付くのがこんなに沢山ありましたか。
七×七で49カ所なわけですね。
そういえば、たしか善光寺さんの境内入り口から本堂までに敷かれた石畳は7777枚あったとか。
(現在は6479枚らしい)
石畳の悲話に関してはコチラを。

その他にも善光寺七福神がありますね。

今日はちょっと七社から探ってみます。
江戸時代に少しずつ作られたこの善光寺四十九名所、諸説あるようですが
WIKIPEDIAでは七社については以下の用に書かれていました。

善光寺七社
(画像南から記載)
◯木留神社
◯柳原神社 *善光寺の注連縄などをここで焼いていたため、笹焼神社の通称も
◯妻科神社
◯加茂神社
◯武井神社
◯美和神社
◯湯福神社



私が行ったことがないのは木留神社。
名前は何度か耳にしています。
昔は、犀川の沿岸にあり、流木がよくここに流れ着いたため、木留明神と呼ばれていたよう。
善光寺の柱に沢山使われている「桂の木」も、これは佐久地方で切り出され、千曲川や犀川を経由して、
この近くの丹波島の渡しで陸揚げをし、この神社に材木を留め置いたそうです。

そして美和神社の境内神社である青麻神社は、明治時代に近隣に住む大須賀忠右衛門が中風快癒を願い勧請したものだそうで、昔から医薬の神として信仰されているとのことですよ。

こうして自分の住んでいる地域を調べてみると、もう少しゆっくり町を歩きたくなってきました。
暖かい春になる前に、散歩コースの情報収集もうすこししてみます。  

2013年01月10日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 09:31Comments(0)観光 【徒歩】

記録を残すこと


信州善光寺仲見世通りのホームページご覧になったことありますか?

デザインかわいくて(イラストは高井綾子さんですかね?)、情報もおもしろくて私の好きなページのひとつでもあるのですが(ブログの更新が止まっていて、サイトとして放置されてるかんが否めないのは非常に残念!!!!)、今日みていて私にとっていくつか新たな発見が。


善光寺さんの本堂、階段上ってすぐ左手にある柱の傷跡は弘化4年(1847年)の善光寺大震災で鐘が落下してでできた傷だという話は聞いたことがあったけれども、その地震のときって御開帳中だったんですね!その当時の絵が同HPに載ってます。夜8時の出来事だったようですが、御開帳ということであれば、近辺の旅籠には沢山のかたが泊まってられたでしょうし、夕食前後の時間で大変な状態だったのが想像されます。
ちなみに火事の多かった門前では善光寺さんに火が移らないように、善光寺さんの方角には窓がない家が多いなんて話きいたことあるのですが、はてさてほんとうなのでしょうか。

また旅行会社の日本旅行の1本目の募集団体旅行って善光寺さんの参拝だったそうで。明治41年(1908年)7月のことだそうです。交通は国鉄貸切臨時列車を走らせたとか。江の島、東京、日光、善光寺さんを巡る7日間の旅行代金は12円80銭。単純に明治40年頃の物価と今の物価を比べると今の物価は当時の3800倍ぐらいなようですから、5万円前後といった価格なのでしょうか。今から実に105年前の出来事な訳ですね。

そのころの状況は同HPによると、
仲見世には参詣団体を受け入れる旅館も多く、その他洋服、即席料理、そば屋、写真師、仏具などを扱うお店がありました。
扱う商品も、日用品から観光商品へと移り変わりはじめ、商店街として発展して行きます。


歴史ある善光寺さん、こうして昔の絵や写真、文献などから見て取れる歴史がとてもおもしろい。
遠い未来、今の私たちの生活を同じように「へー、善光寺門前にゲストハウスがあったのかー」なんて写真で楽しむ人なんかがいるのかしら。
今を記録していくということの大切さが少し身近に感じました。
  

2013年01月09日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 11:00Comments(0)日々の営み

極楽浄土を約束してくれるスタンプ!?

あけましておめでとうございます。
初夢はヘビとトカゲでした、スタッフBitokeです。

長野での初詣といえばやはり善光寺は欠かせません。
大晦日にゲストとみんなで行ってみましたが、新年を迎える前で既に長蛇の列がありました。
地元の人が言っていましたが、やはりいつも以上に「若い人」が多かったそうです。
地元長野に帰ってきた若い人達が参拝に行っていたのでしょう。地元に愛され寺。ですね。

そんな善光寺さん。
今日はある目的があって行ってみました。
それが「御印文頂戴」

”ごいんもんちょうだい” と読みます。

はて、何ぞや。と調べてみるとなんだかすごい。

「御印文頂戴に使われる10cmほどの宝印は、竜宮城の特別な金である閻浮檀金(えんぶだごん)でできていると伝えられています。
そして実は善光寺の御本尊も同じように閻浮檀金でできていると伝えられ、この御印文を受けることで善光寺の御本尊を結縁でき、極楽往生ができるというわけです。」

つまりこの宝印は、毎年触れることのできるご本尊の分身と言えるのですね~。
それにしてもエンブダゴンってすごい名前の金ですね。

ちなみにこの御印文頂戴、またの名を「ごはんちょうだい」とも呼ばれています。
それもまたかわいいですね。



この宝印(写真の赤いもの)には3種類の印があり、それぞれ錦の布で包まれ、かなりの大きさ、重さになっています。
これを、善光寺本堂中心部分で堂童子(正月行事の要となる定番の僧)にスタンプのように頭の上に ズンッ。 っと当ててもらうことができます。
毎朝善光寺である「お数珠頂戴」に行くゲストさんもいますが、これはもっともっとありがたいですね。


そしてこの御印文頂戴、落語「お血脈」の噺のもとにもなっています。
落語ではかの有名な石川五右衛門が地獄からこの御印文を盗みに来るという噺になっています。
ぜひ御印文頂戴の前に聞いておきたい噺でもあります。


御印文頂戴は、1月7日~15日までの限定された期間のみに行われています。
(もしくは、7年に一回の御開帳の期間のみ。)
朝9時~16時まで、受けることができます。

お数珠頂戴、お朝事、戒壇巡り、さらに御印文頂戴のセットで巡ればさらに効果ありそうですね。
今しかやっていない行事。長野に来た際はぜひ行ってみてください。


スタッフBitokeでした。

  

2013年01月08日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 19:16Comments(0)観光 【徒歩】

だって、キスしないといけないでしょ

さて年が明けてもう1週間が経ちまして、正月気分に後ろ髪引かれながらも通常勤務が始まった人も多いかと思います。
1166バックパッカーズはというと最近は7泊だとか8泊だとかの人も増えてきまして、少し落ち着きを取り戻してきました。

そんな中、アメリカ人の旅人とお話してみました。

(アメリカではお正月なにするの?)
 「正月は何もしないよー、大晦日に友だちとか恋人と一緒にカウントダウンパーティするだけ」
(クリスマスは?)
 「クリスマスは家族と過ごすよ。日本と逆だよねー。」
(そうなんだねー。家族でカウントダウンとか、お正月に集まったりしないんだね。)
 「だって、カウントダウンではキスしないといけないでしょ」
(え??)
 「カウントダウンではキスするから、まぁ、そういう人がいなけりゃ友だちでもいいけどさ…」

なるほど。
5,4,3,2,1キーッス!!
という文化(?)なわけなんですね…。
良かった、わたし日本に生まれて…。

ちなみにそこに居合わせた他のアメリカ人にも聞いてみたのですが、
食事に関してもなにも伝統的なものはないそうで、
1) Black-Eyed Peas (パンダ豆)を食べるだとか
2) うちの母ちゃんは毎年ハム!だとか
3) 海老のカクテルサラダは毎年食べる
だとか、まぁそんな感じでした。

うん、よかった日本の正月で。


追記ですが、長野にくるまで「お年取り」という文化しりませんでした。
長野県外でこのブログを読まれているかたにも説明しますと、
信州では大晦日に御馳走を食べ、これを「お年取り」と言います。

長野県内でも地域によって「お年取り」の祝い方は異なるそうで、
特に「年取り魚」と呼ばれるメインの魚が違うとか。
富山から岐阜県の高山を経由して長野の南の方まで延びていた「ぶり街道」周辺の地域はぶり、そして長野市を含む新潟に近い北信は「鮭」だそうです。

とは言っても、いったいどんなお料理なのか。
たしかに大晦日にスーパー言ったら、海老フライやら牛肉のたたきなんかが入ったオードブルがところ狭しと並んでいましたが、
もっと伝統的なお年取り料理が見たい!
と思ってネットを徘徊しましたところ、このページに行き着きました。

ながの食農教育情報プラザ 大みそか ─家族がそろう年取りの膳



やはり鮭か鰤、と言った感じですね。
それにそても他にならぶおかずはお節そのもの。
大晦日からお節を食べるわけですか。
関西出身の私からしたら、まだまだ慣れない風習です。
  

2013年01月08日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 19:13Comments(2)日々の営み

取材ってなんだろう。

昨日のブログでマレーシアの取材班のことに触れましたが、今夜も彼らは連泊中。
4人で動いてられますが、カメラを構えるのが2名、レポーターが2名といった構成。
息の合いっぷりは素晴らしいものです。

昨日は1166BPの取材もあったのですが、その光景を目の当たりにしてにうちのスタッフの間でも日々の報告として話題にあがりました。

“例えばBakiさん(マレーシア取材班のなかのお一人)の場合、撮影云々の前に、自分の名前を言いながら笑顔でゲスト全員と握手。きっと彼はいつもこうしているんだろうなと思いました。”

1166バックパッカーズに日本人の取材班がいらっしゃることも少なくはない。
その際、私たちはなぜかすごく気を遣う。
誰に気を遣うかというと、もちろん宿泊客に。
私が旅行でどこかに泊まりにいったときに、ラウンジでカメラ構えている人がいたら、
たぶん2度目にそこに泊まりにいくことはない。
相手との関係性が何もできてない状態でそんなことをされたらいい印象は残らない。

ただ今回のマレーシアの取材班には心配はいらなかった。
皆さんすごく慣れていた。
私が他のゲストに取材のことを説明するまでもなく、
クルーはそれぞれが握手を交えながら英語で自己紹介をして、
どういう番組なのか、何をここで取りたいのかをきちんと説明し、
協力してもらえるかの依頼をしていた。
カメラチームはカメラまわしつつも、自分たちの荷物が一般客の邪魔をしてないかどうかのチェックが早かったし、
レポーターのユンさんバキさんはカメラが回っていないときも、ひとなつっこい感じで。
みんなと自然にでも積極的にコミュニケーションをとろうとされているのが、みんなに安心感を与えるんですね。
そしてバキさんめっちゃ歯がキレイだった!!芸能人は歯が命と言ったもんですね〜。



ちょうどそんな話を昨日スタッフ間でしていた翌日の今日、
まちとしょテラソ館長の花井さんの『はなぼん』を読み始めた。

思ってたことと同じようなことが書かれていた。
やはり相手のなかでカメラを意識しなくなるまで時間をかけて関係性を作っていくような。
まだ途中までしか読めていないけれど(思った以上の内容量!!おもしろい!)
テレビの演出家として働かれていた花井さんの感じていたメディアへの思いなども書かれていた。
お互いが気持ちよく取材したりされたり、そういった関係を作るのはやはり簡単ではないなと。
で、それはたぶん取材だけではなく、日々のゲストとのやり取りでも生かされることな気がする。
いやぁ、勉強になるなー。  

2013年01月07日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 23:09Comments(0)日々の営み

マレーシアの取材班

2012年の2月に泊まりにきてくれたマレーシア人の女性が、11月の終わりにFacebookにメッセージをくれました。
どうやら彼女はこの4月にマレーシアのテレビ局に就職した様子。

I'm writing this message to you to look for some help from you.
The TV station that i'm working is planning to film a "travel, adventure" program in Japan and i would like to go to Nagano-ken. We are doing some research but at the same time would like to ask for your advice.

「私が今働いているテレビ局で、旅や冒険をテーマにした番組を作るために日本での撮影を企画していて、私は長野に行きたいんです。
私たちは今情報収集中だけども、同時におりえさんのアドバイスを聞きたいんです。」


すでに彼らのなかでは冬の釣り、冬の冒険的な何か、日本の伝統工芸を体験する、そんなキーワードがアイデアとして上がったそうですが、

そこで、長野の冬といったら、スキー・スノーボード・スケートもできるし、
おやき作り、忍者体験、ワカサギ釣り、そば打ち、松代焼なども候補に上げさせてもらいました。

As you know, I am running hostel.
It means introducing good place in Nagano is also my work.
So if you need other information please feel free to ask me.

「ゲストハウス運営するってことは、長野のおもしろいところを案内するのも仕事のひとつ。
もし他にも情報ほしかったら、気軽にたずねてちょうだいね!」

情報提供くらいなら、なんとかなるかなーと安易な考えでした(笑)

その後、行程が決まってくる過程で、

I would like to seek your opinion that is there any local people that can assist us on some arrangement? Because we are not sure whether those places allow us to do filming or not.

「誰かこの手配を手伝ってくれる地元の人を誰かいませんか?」

なるほど。
ワカサギだとか、お焼きだとか言ってみたはいいけども、関係各所への協力依頼ってどうするべ。
というか、私ここまで関わるとは思ってなかったぞ…と焦りながら、
とりあえず、「おやきと言えば、この方!」ってことで、商工会議所の例の姉様に相談。

そうしたら、ながのフィルムコミッション、長野県の観光部観光振興課、小海町役場、山ノ内町観光連盟のかたやら、徐々に各方面でアテンドをしてくれる方が現れて…。

私のやることと言えば、マレーシアの女性から英語でメールが来たらそれを日本語訳して、
各取材先でアテンドをしてくださる団体へと連絡する。
アテンドしてくださる方からの質問があれば、それを英訳してマレーシア女性に連絡

そんな日が続きまして、ついに取材の日程に突入しました。

初日は戸隠でスノーボード。
2日目の今日は朝からワカサギ釣り、そして小川の庄でお焼き体験。
僭越ながら1166バックパッカーズも。
(初、英語での取材を受ける私…)
明日は善光寺さん+野猿公苑+温泉取材!



ちなみに、彼らが到着してわかったこと。
私が英語でやり取りしていたマレーシアの女性、日本語めっちゃペラペラやった。
あれ、私がやってたことって…。

写真は小川の庄大門店での撮影前のヒトコマ。
「オバアチャン ノ ニホンゴ、ハヤスギテ ムズカシカッタ!!」


とのことでした。

番組は STEP FORWARD SEASON 8
youtubeで今までの番組もちらっと覗けますよ!
放送が楽しみですね〜

  

2013年01月06日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 20:43Comments(0)日々の営み

自スタッフ自賛

自分の仕事に誇りとか、自信を持てるかどうかってのは、
給与だとか、休暇だとか、そういう数字とは全然かけはなれたところに存在しているんだと思う。
自分自身、1166バックパッカーズという宿を初めて3年目に入り、
走り出したころよりも、この宿を客観的に見れるようになった。
客観的に見て思うのが、すごい人たちと一緒に働けているということ。

自分で自分のところで働いてるスタッフをほめるのもどうかと思うけれども、
BITOKE氏は観察力、想像力がすごい。
その観察力は私が気にもとめないようなことまでしっかりチェックしてるし、
その想像力は相手の性格とかまで加味して想像してる。

HIKARIちゃんは気を遣いながらも人の懐に潜り込むのが異様にうまい。
一瞬にしてゲストに愛される、そしてゲストを盛り上げる人になる。
この二人の実力で、ホステルワールドでも95%という
世界で見てもトップレベルの点数をたたき出し、維持してくれている。

私はこの二人の働きっぷりを見て、
客観的に1166バックパッカーズってすごいなぁ。
彼らがやってることがきちんと評価され続けるように、
ちゃんと舵をとっていかないといけないなぁ、
そんな風に思っています。
  

2013年01月05日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 23:11Comments(2)日々の営み

うるおい館の、あの辺りを。

1166バックパッカーズにはシャワーもあるんですが、
近場で湯船につかりたい人は徒歩5分の銭湯・亀の湯へ。
そして「ちょっと歩いてでも温泉につかりたいわ〜」な人にオススメなのが、
裾花峡天然温泉うるおい館”。

こちらのホームページ、温泉旅館なのに“ふらり門前歩きマップ”なんてのもありますし、
なんとうるおい館周辺の名所案内まで。

桜やカタクリ、ホタルなど季節に応じて楽しめまる要素が紹介されてるので、夜行くだけではもったいないですね。

ちなみに私のオススメは1166バックパッカーズを出発してから
妻科神社で巨木に抱きつき


→ タッパー持参で井上醸造さんのお味噌を買い(ついでにケヤキの巨木を住処とする蜂を愛でる)


うるおい館で美人の湯に入りたおす

ふくやの中華そばでお腹を見たし
→ 腹ごなしがてら歩いて宿に戻る。

こんな感じです。
あー、ふくやのラーメン食べたくなってきた。
  

2013年01月04日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 10:00Comments(0)観光 【徒歩】

そうだ、宿坊へ行こう。

年末年始の短期間で門前体験ハウスに入ってる女性が遊びにきてくれました。

「門前暮らし体験ハウス」は、中心市街地の善光寺門前近くにある一軒家で実際に生活体験していただき、その魅力的なまちなか暮らしを知っていただくことで、中心市街地への居住につなげようという取り組みです。善光寺門前での生活をより深めていただくための「体験プログラム」も用意されています。

体験プログラムのなかには、お仕事体験で“1166バックパッカーズのスタッフやってみよう!”ってのもあるんですが、
その方いわく、「玉照院さん(だったかしら…)の写経もあるんですよ〜」とのこと。

玉照院さんは私が1166バックパッカーズ開業前に「長野市でバイトしようかなー」とハローワークに行ったときに、宿坊でお泊まり客のお世話をする人を募集されていたことを思い出しました。

写経についての情報載ってるかしら、と思い玉照院さんのHPを拝見してみると、あらおもしろそう!!なんだか写経だけでなくって、いろんな楽しみ方ができそうですよ。
お数珠づくり体験は土日限定の開催で1000円から、
精進料理も通常のメニューの他に、“THE SHOJIN”といって、イタリアンと融合した新しい精進料理を食べられるようです。
(※どちらも要予約)

お寺さんというとどうも“お参りに行くところ”と思いがちでしたが、
もっと気軽に足を運べるところのようです。
とりあえず、近いうちに写経に行ってみようかしら。


  

2013年01月03日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 21:19Comments(0)観光 【徒歩】

新年のバッパー

昨日、元旦のお話。

「タクシーの運転手やけども、今日あんたんとこ泊まる外国人乗せてんやけど、場所がわからへんわー」

私:スター商会さんと同じ通りです。

「は?いまわてら須坂におりまんで」



須坂といえばゲストハウス蔵
あっちに間違ったか!と思ったんですが、どうやらそういう訳でもなく、
「Googleマップで西町1048と探したらポイントされた…」(んなわけあるかいっ!)
ということでなぜか須坂市と間違ったインドネシア人くん。

(*タクシーの運ちゃんが大阪弁なのは脚色です)

タクシーの運ちゃん的にはそのままタクシーで乗っけて長野まで来そうでしたが、
バックパッカーの気持ちを汲み、一番近い長電の駅でおろしてもらい、そこから電車で権堂までよと伝える。

40分ほどで無事に宿に到着。
…ほ。

2011年の大晦日はもっとすごい間違い方をした人もいたな…なんてしみじみ思い返す。


ハレの日、お正月。
夕食はみんなで手巻き寿司をしてみました。
*その模様はあの方も綴ってくださっています。

実は年末年始とビーガンのゲストが宿泊されていました。
ビーガンというのは絶対菜食主義者。
ベジタリアン(菜食主義者)は卵や乳製品を食べるけれども、ビーガンはそれもNG。
初日は自炊をされましたが、年末年始でただでさえ外の食事処がお休みのなか、
ビーガンくんは大変です。

ということで、
手巻き寿司にはビーガンくんへの特別メニューも。
信州のきのこを甘辛くいためたものだとか、野沢菜などのお漬け物類、納豆、
アボカドディップ、サラダなどなど。
もちろん他のひとたちはお刺身だとか鳥の照り焼き(これはいつも外国人に大人気!)、
ご近所さんのお手製のおかずやおせちも並び、スタート時はもくもくと進む豪華な夕食。
もちろん迷子になってたどり着いたインドネシア人くんも笑顔で参加。



ある程度お腹が満たされたら、しゃべったり飲んだり。
新年の1日目を沢山の笑顔で過ごすことができました。

…とここでブログを終わりかけたんですが、そうそう。

一夜明けて、今朝。
迷子になってたインドネシア人くんが起きてきて、
「オリエサン、チョットオハナシガ...」

私:なになに…?

「ユウビンキョク シマッテテ オカネ、オロセナイ」

静岡県で企業研修に来ている彼はクレジットカードも銀行の口座も持たず、
あるのは郵便局の口座のみ。

私:そうだよね、1月3日までは閉まってるんだよね…。

「トウキョウマデノ シンカンセン ハ モウ カッテルケド、シズオカマデ カエレナイ...」

そうは言われましてもね…
一休さんバリに頭をひねっていましたところ、“チーン!”

私:チケット買っちゃったけど、新幹線のチケットは払い戻しがきく!!
  手数料は420円だったはずだし!!
  高速バスで新宿まででて、その差額で静岡まで帰ったらいいよ!!

我ながらなんてナイスな解決案。

ということで、念のためにJR東に電話し手数料を確認したり、
高速バスを電話予約したり(念のために取消料のかからない方法で)、
もろもろ確認して、ほ。

っとしてたら、インドネシア人くん。

「シンジュク カラ シズオカ マデハ コレ ツカエル」

って持ってるの18きっぷじゃんね!!

私:そもそもそもそも、それで東京まで帰れるでしょーーーー。

「シラナカッタ...」

ということで、予約したバスは取消して、一件落着。


今日、もう1泊のインドネシア人くん、安心したのか

「ミンナデタベマショウ!!」

とスーパーのでっかいオードブルやらフルーツ大量購入して帰宿。

あんまり使いすぎるなよーーーと私は心の中でつぶやきましたけどもね。
  

2013年01月02日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 22:45Comments(0)日々の営み

あけましておめでとう

あけましておめでとうございます。


大晦日の夜。
オーストラリアからの5人家族、アメリカ、イギリス、カナダ、そして日本人の宿泊ゲスト、
その他にも最近長野市民になった人たちが集まってきました。
みんなでジェンガをしたり、お酒を飲んだり緩やかな時間。


23:00前。毎年恒例の長門町龍樹院さんへ。
今回はご住職のお話は聞けなかったのですが、例年通りに身体あたたまるお汁粉を振る舞っていただき、
紅白歌合戦をチラ見し、もう残すところ数十分と迫ってきた2013年に手を合わせました。


西宮神社では手水の方法を外国人ゲストたちに教え、
(といっても福岡に留学中のアメリカ人くんは詳しかった!!)
武井神社では絵馬を見て福飴を頂き。


田面稲荷神社ではちょうど武井神社の宮司さんがいらっしゃるということで火にあたり、
みかんを頂きながら談笑。
(ちなみに宮司さんは英語で the chief priest というそうですよ!)


秋葉神社では先着500人に5つみかんが頂ける!
大盤振る舞いですね。
おみくじ引いたら吉。
年末年始だけ門前体験ハウスに入っている女子は「家移りは早い方がいい」と書かれてたそう。
本格的に引っ越してくるのかなー。


日本人も外国人も信州プロレスの皆様に大盛り上がり。
記念撮影に快く応じてくださいました。

今年の年越しで感じたのは、やはり繋がり。
去年はゲストとして一緒に年越ししたミッチーさんが、
今年は門前の住人として来てくれたり、
今まで実家の明科からイベントに合わせて1166に通ってくださってたのに
転勤で福井に引っ越した柳沢さんが帰省がてら一緒に年越ししてくれたり、
ゲストとして泊まりにきてくれてた田村さんが年末年始で門前体験ハウスに入り一緒に年越ししたり。
「住」は「旅」の延長線上にあり、宿は宿泊者だけの場所ではなく、
またお寺さんもお宮さんも暖かく私たちを迎えてくださり、
心の温まる一夜でした。

2013年が全ての人にピースフルでハッピーな年となりますように。  

2013年01月01日 Posted by 1166 バックパッカーズ at 23:43Comments(0)日々の営み